家に出る虫の色別一覧。茶色、赤など画像で正体を確認!

害虫(がいちゅう)
当ページのリンクには広告が含まれています。

家の中でふと虫を見つけてしまったとき、「これは何の虫?」「放っておいて大丈夫?」と不安になることはありませんか。この記事では、「家に出る虫 一覧 画像」で検索された方に向けて、家に現れやすいさまざまな虫の種類を、色や特徴ごとにわかりやすく紹介しています。

茶色や黒い虫、さらには緑や白い虫など、色によってその正体や性質も異なります。また、赤い虫や飛ぶ虫など、見た目だけでなく行動パターンにも注目しながら、それぞれの虫の特徴と発生しやすい場所について解説します。

さらに、虫を家に寄せ付けない グッズや、虫除け 家の中で実践できる具体的な対策も紹介しています。虫の正体を知り、原因を突き止めることで、再発を防ぐための第一歩になります。ぜひ最後までご覧いただき、安心して暮らせる空間づくりの参考にしてください。

この記事でわかること
  • 家の中で見かける虫の種類と特徴がわかる
  • 虫の色や形から正体を特定する方法がわかる
  • 各虫の発生場所や好物などの習性がわかる
  • 虫の予防法や虫除けグッズの選び方がわかる

家に出る虫一覧・見分けるための特徴を解説

  • 茶色い虫一覧
  • 黒い虫一覧
  • 緑の虫
  • 赤い虫一覧
  • 白い虫一覧

茶色い虫一覧

茶色い虫は、家の中でもよく見かける種類が多く、害虫として知られるものも含まれます。ここでは、代表的な茶色い虫を紹介し、それぞれの特徴や対策について解説します。

カツオブシムシ

  • 大きさ: 約2~5mm
  • 色合い: 茶色と黒のまだら模様
  • 飛行能力: 成虫は飛ぶ
  • 見た目の特徴: 丸みを帯びた楕円形の体で、背中にウロコのような模様あり
  • 好物: 乾燥食品、動物性タンパク質(魚粉、毛、革など)
  • 発生場所: 食品棚、衣類保管場所、畳の縁など
  • 備考: 成虫は特に害はない。幼虫が害を与える主な原因で、衣類や食品を食い荒らす被害があります。見つけた際には周囲の布製品のチェックが必要です。
見分け方
  • 成虫より幼虫の発見が多い
  • フンのような繊維クズがある
  • 成虫は光に集まりやすい
  • 衣類に小さな穴があいていることがある

シバンムシ

タバコシバンムシの成虫
引用:アース害虫駆除なんでも辞典
  • 大きさ: 約2~3mm
  • 色合い: 赤茶色
  • 飛行能力: 活発に飛ぶ
  • 見た目の特徴: 背中が丸く、コガネムシに似たフォルム
  • 好物: 乾物類(小麦粉、煮干し、香辛料、茶葉など)
  • 発生場所: 食品保存棚、台所の隅、押し入れ
  • 備考: 穴を開けて食品に侵入するため、気づいたときには中身が食害されていることも多くあります。食品衛生上の管理が重要です。
見分け方
  • 乾物の袋に小さな穴があいている
  • 粉や茶葉の中から飛び出してくる
  • 壁や天井でじっとしていることがある
  • 発生源を特定しづらいことがある

チャタテムシ

翅(はね)のない種類
翅(はね)のある種類
引用:さいたま市健康科学研究センター サイエンスなび
  • 大きさ: 約1~2mm
  • 色合い: 淡い茶色
  • 飛行能力: 種類によるが基本的には飛ばない
  • 見た目の特徴: とても小さく、アリやシラミに似た形状
  • 好物: カビ、ホコリ、紙類、穀類、乾麺
  • 発生場所: 本棚、収納の奥、窓枠の結露部分
  • 備考: 人への直接的な害は少ないものの、湿度が高いと大量発生することがあります。古本や書類の保管場所に注意が必要です。
見分け方
  • 紙類や段ボールに集まりやすい
  • 歩く速度が遅い
  • 手で触れるとすぐに潰れてしまう
  • 本の表面にうっすら粉状の跡が残る

キクイムシ

  • 大きさ: 成虫で約2〜5mm程度と非常に小型です。
  • 色合い: 黒〜茶色が一般的で、種類によっては赤みがかっているものもいます。
  • 飛行能力: 多くの種類は飛行可能ですが、室内ではあまり見かけません。
  • 見た目の特徴: 丸みを帯びた小さな甲虫で、光沢のないつや消しの体表が特徴です。
  • 好物: 木材、特に乾燥した家具や建材など。デンプン質を多く含む材を好みます。
  • 発生場所: 家具、フローリング、柱、壁の内側など、木材が使われている場所全般。
  • 備考: 幼虫が木材の中を食い荒らし、成虫になると木の中から脱出してくるため、木製家具や住宅の構造材に穴があくことがあります。被害が広がると補修が必要になることも。
見分け方
  • 家具や柱に1mmほどの小さな穴が複数空いている
  • 木の近くに木くず(フラス)が落ちている
  • 音は聞こえにくいが、稀に内部でカリカリと音がすることもある
  • 古い木材製品や骨董品で特に発生しやすい

トコジラミ(ナンキンムシ)

  • 大きさ: 成虫は約5〜8mm、扁平な楕円形の体をしています。
  • 色合い: 赤褐色。吸血後はさらに赤黒く見えます。
  • 飛行能力: 飛ぶことはできませんが、素早く這って移動します。
  • 見た目の特徴: 扁平で丸みを帯びた形。脚が6本あり、頭部が小さく目立たないのが特徴です。
  • 好物: 主に人の血液を吸います。夜間に活動し、就寝中の人間を狙って吸血します。
  • 発生場所: ベッド、マットレス、家具の隙間、壁紙の裏、カーペットの下など。特に暗くて狭い場所に潜んでいます。
  • 備考: 刺されると強いかゆみと赤みを伴う発疹が出ることがあります。国内でも近年再び被害が増加傾向にあり、旅行先から持ち帰るケースも多く報告されています。市販の殺虫剤が効きにくいこともあり、早期発見と専門業者による駆除が効果的です。
見分け方
  • 寝具やベッド周りに小さな黒い糞(点状)が見られる
  • シーツや壁に血の跡がついていることがある
  • 刺された箇所が直線状または集団で並ぶことが多い
  • 夜間に寝ているときに体を這う感覚があることも

アリガタバチ

  • 大きさ: 約1〜2mmと非常に小型です。
  • 色合い: 茶褐色や黒褐色で、やや光沢があります。
  • 飛行能力: 飛ぶことができますが、あまり長く飛び回ることはありません。
  • 見た目の特徴: ハチというよりも小さなアリに似ており、細長い体つきです。肉眼では区別がつきにくいこともあります。
  • 好物: 木材や乾燥植物に巣くう甲虫(キクイムシなど)の幼虫に寄生します。人の血を吸うことはありません。
  • 発生場所: 木製家具、フローリング、畳、古い書籍など、乾燥した木材や植物製品の周辺に出現します。
  • 備考: アリガタバチ自体は刺すわけではなく、寄生先を探して移動中に人の皮膚に入り込んで刺すことがあります。刺されると強いかゆみや赤み、水ぶくれになることがあり、アレルギー反応を引き起こす場合もあります。
見分け方
  • 目視では非常に小さく、気づかないことが多い
  • 木製家具や畳のある場所で頻繁に刺される
  • 刺された痕が1〜2日後に赤く腫れてかゆみが出る
  • 刺されてもすぐに痛みを感じにくく、気づくのが遅れることがある

コクゾウムシ

  • 大きさ: 約2〜3mm程度と小さめです。
  • 色合い: 黒っぽい茶色で、やや光沢があります。
  • 飛行能力: 成虫は飛ぶことができますが、あまり活発に飛び回ることはありません。
  • 見た目の特徴: 細長い体と象のように長く突き出た口(口吻)が特徴的です。
  • 好物: 穀類(米、小麦、トウモロコシなど)や豆類、乾燥食品に発生します。
  • 発生場所: 台所の米びつ、食品棚、保存容器の中など、穀物のある場所に多く見られます。
  • 備考: 主に保存状態が悪い穀類に発生し、家庭では米袋や小麦粉の袋の中に入り込んで繁殖します。食品と一緒に誤って炊飯するケースもあり、衛生上の問題になります。
見分け方
  • 袋の中の米や豆に小さな穴が空いている
  • 保存容器の底に黒い虫や糞のようなものが見られる
  • 室内で突然、小さな黒い虫が食器棚や台所に現れる
  • 穀物の表面に動き回る虫が確認できる

このように、茶色い虫にはさまざまな種類が存在しますが、共通して言えるのは湿気や食べ残し、清掃不足が原因となりやすい点です。対策としては、こまめな掃除や食品の密閉保存、湿度の管理が効果的です。

なお、茶色い虫の中にはアレルギーの原因になるものもあるため、見つけた際は早めに対応することをおすすめします。

黒い虫一覧

クロバネキノコバエ

  • 大きさ: 約1~3mm
  • 色合い: 黒または暗褐色
  • 飛行能力: 弱く飛ぶが群れて浮遊することが多い
  • 見た目の特徴: 細い体と長い脚、蚊に似たシルエット
  • 好物: 観葉植物の土、腐葉土、湿った有機物
  • 発生場所: 観葉植物の鉢、台所まわり、洗面所
  • 備考: 小さいため窓や網戸の隙間から容易に侵入します。室内の観葉植物の土を好むため、土の管理が重要になります。
見分け方
  • 植物の周辺でフワフワと飛んでいる
  • 体が細く蚊と見間違えやすい
  • コバエ取りには反応しにくい
  • 明るい場所に集まりがち

チョウバエ

  • 大きさ: 約2〜5mmと非常に小さいサイズです。
  • 色合い: 黒っぽい灰色や暗褐色が一般的です。
  • 飛行能力: 飛ぶことができますが、動きは鈍く、ふわふわと浮かぶように飛びます。
  • 見た目の特徴: 全身が細かい毛で覆われており、翅(はね)がハート型に見えるのが特徴です。蛾のような見た目をしています。
  • 好物: 有機物が分解されたヌメリや汚泥などを好みます。
  • 発生場所: 浴室、洗面台、キッチン、排水溝など湿気があり汚れが溜まりやすい場所で発生します。
  • 備考: 衛生害虫として知られ、排水管内の汚れを餌とし、掃除を怠ると大量発生します。人体に直接害はないものの、見た目の不快感や病原菌の媒介リスクがあります。
見分け方
  • 浴室やキッチンでふわふわ飛ぶ小さな虫を見かける
  • 排水口付近で動かずにじっとしている虫がいる
  • 排水溝の周囲にコバエのような虫の死骸が溜まっている
  • 清掃していない排水口周辺に頻繁に現れる

緑の虫

緑色の虫は全体的に家に入ってくる頻度は低めで、どちらかというと「屋外から偶然侵入してくるタイプ」が多いです。それでも、以下のような種類が知られています。

ツヤアオカメムシ

  • 大きさ: 約1.5cm
  • 色合い: 黒に近い濃緑または黒褐色で光沢あり
  • 飛行能力: 活発に飛ぶ
  • 見た目の特徴: 三角形の背中とやや丸みを帯びた体型
  • 好物: 植物の汁、特にイネ科や果樹類の葉
  • 発生場所: 網戸、カーテン、玄関先、ベランダの植木
  • 備考: 屋内に入ることは少ないものの、秋になると越冬場所を探して窓際などに現れることがあります。刺激すると悪臭を放つため、注意が必要です。
見分け方
  • 手で払うと異臭を放つ
  • 昼間に窓辺などで見かけやすい
  • カーテンやカバンの隙間に潜むことがある
  • 植物の多い環境に集まりやすい

緑色の虫の多くは、外で生活する種類が光や植物を求めて家に入り込むケースが中心です。とくに以下の条件で出やすくなります。

  • 夜間に窓や網戸を開けている
  • 観葉植物や花を室内に置いている
  • ベランダに植物を多く置いている
  • 網戸に隙間がある

もしも緑の虫が室内に居た場合には、そっと外に出してあげると良いでしょう。

赤い虫一覧

コクヌストモドキ

  • 大きさ: 約2~3mm
  • 色合い: 黒〜暗褐色
  • 飛行能力: 種類によっては飛ぶが、基本は歩行
  • 見た目の特徴: 背中にくびれがあり、アリに似た姿
  • 好物: 小麦粉、乾麺、穀物などの乾物類
  • 発生場所: 台所の食品棚、保管庫、段ボール内部
  • 備考: 食品害虫の一種で、乾物に穴をあけて侵入します。高温多湿な場所で繁殖しやすく、食品保存状態の見直しが必要です。
見分け方
  • 開封後の食品袋に紛れ込んでいることがある
  • 動きが素早く、手では取りにくい
  • ダンボールや紙パックにも入り込む
  • 食品袋内に細かい粉が発生していたら要注意

タカラダニ

  • 大きさ:約0.5〜1mmと非常に小さいサイズです。
  • 色合い:鮮やかな赤色で、光に当たるとやや艶があります。
  • 飛行能力:飛ぶことはできません。歩行のみです。
  • 見た目の特徴:丸っこい体と短い足をもち、壁やコンクリート上を素早く移動します。
  • 好物:花粉やコケ、他の微小生物などを好みます。
  • 発生場所:ベランダ、窓枠、外壁、網戸などに集中して見られる傾向があります。
  • 備考:室内に入ってくることはまれですが、網戸や洗濯物を介して侵入することがあります。潰すと赤い体液が出るため、汚れが気になる場合は掃除機で吸い取る方法がおすすめです。
見分け方
  • 春から初夏にかけて大量に発生しやすい
  • 洗濯物に付着して持ち込まれることがある
  • つぶすと赤く色が残ることがある
  • 光のよく当たる場所でよく見られる

白い虫一覧

シロアリ

  • 大きさ: 約4〜7mm程度で、種類によって差があります。
    色合い: 乳白色〜淡いクリーム色をしており、半透明に見えることもあります。
    飛行能力: 通常の働きアリには飛行能力はありませんが、羽アリ(繁殖個体)は羽を持ち飛ぶことができます。
    見た目の特徴: 胴体がくびれておらず、やや寸胴な形状をしており、触角は数珠状です。
    好物: 木材、紙、段ボールなどセルロースを含むものを好んで食べます。
    発生場所: 床下、壁の中、浴室の木枠、柱の根本など、湿気のある木部に多く生息します。
    備考: 家屋の構造を侵食する害虫であり、気づかずに放置すると深刻な被害につながるため、早期発見と駆除が重要です。
見分け方
  • 羽アリが春〜初夏の夕方に大量発生する
  • 床や柱を叩くと空洞音がすることがある
  • 木材表面は無傷でも内部が食われていることが多い
  • 湿気がこもる場所に砂粒のような土が盛られている場合がある

シミ(紙魚)

  • 大きさ: 約1〜1.5cm程度の小型の虫です。
    色合い: 銀白色〜灰色がかった色で、やや光沢があります。
    飛行能力: 飛ぶことはできません。素早く地面を這って移動します。
    見た目の特徴: 細長い体にうろこ状の鱗を持ち、尾の先から3本の突起が出ています。動きはすばしっこく、魚のようにくねくねと動きます。
    好物: 紙、本、壁紙、でんぷん糊、フケ、食べこぼしなど、有機物を含むもの全般を好みます。
    発生場所: 書棚の裏、押し入れ、床下、トイレ、浴室などの暗くて湿度の高い場所に多く出現します。
    備考: 長期間清掃が行き届いていない場所に発生しやすく、害は小さいものの、本や書類に被害を与えることがあります。
見分け方
  • 夜間に活動し、人目につきにくい
  • 紙や布の端に小さなかじり跡がある
  • 掃除の際に本棚やタンスの裏から急に飛び出すことがある
  • 乾燥している部屋より湿気のこもる場所で見つかりやすい

イガ(衣蛾)

  • 大きさ: 成虫で約5〜8mmほど。幼虫はもう少し小さめです。
  • 色合い: 淡い黄色や黄褐色が多く、あまり目立ちません。
  • 飛行能力: 成虫は飛ぶことができますが、飛び方は弱々しく短距離です。
  • 見た目の特徴: 小さな蛾の姿をしており、翅(はね)は細長く、体全体がうっすらと毛で覆われています。
  • 好物: 羊毛・カシミヤ・シルク・羽毛・乾燥食品などのたんぱく質を含む動物性繊維。幼虫が特に繊維を食べます。
  • 発生場所: クローゼットの中、タンス、カーペット、衣類収納袋、畳の下などに出やすいです。
  • 備考: 成虫自体は衣類を食べませんが、卵からかえった幼虫が繊維を食べて被害を出します。防虫剤の効果が薄れていると発生しやすくなります。
見分け方
  • 衣類や布団に小さな穴が開いている
  • タンスの中で小さな蛾が飛んでいるのを見かける
  • 防虫剤を使用していない収納空間に多く発生する傾向
  • 羽根を広げずに体にぴったりくっつけてとまっている

家に出る虫 一覧と防ぐポイント

  • 見かけたらどうするべきか
  • 小さい虫の侵入経路と防ぎ方
  • 家の中で使える虫よけグッズ

見かけたらどうするべきか

家の中で虫を見かけた場合、まずは慌てずに落ち着いて行動することが大切です。正体がわからないまま駆除しようとすると、逆に虫を拡散させたり、再発の原因になってしまうこともあります。

1.特定:虫の種類を見分ける

虫の種類によって、発生原因も駆除方法も大きく異なります。まずは落ち着いて観察し、以下の情報をメモしておきましょう。

  • 色や形、大きさを確認する:例えば、茶色で小さい虫ならチャタテムシ、黒くて大きいならゴキブリの可能性があります。
  • どこで見つけたか記録する:浴室、キッチン、窓際など、出現場所によって種類がある程度絞れます。
  • 動き方や飛行の有無を確認する:飛ぶ虫か、這う虫かでも判断材料になります。
  • できれば写真を撮る:あとからネット検索や専門家に相談する際に役立ちます。

2.原因の確認:なぜ出たのかを探る

虫が発生するには必ず「理由」があります。主に以下のようなポイントをチェックしましょう。

  • 水気や湿気はないか:浴室や洗面所など、湿度の高い場所は虫が好みます。
  • 食品やゴミが出しっぱなしではないか:生ゴミや調味料、ペットフードも虫の好物になります。
  • 家の中に隙間やひび割れがないか:外から侵入している可能性もあるため、ドアや窓の隙間を点検しましょう。
  • 換気や掃除が不十分ではないか:ホコリやカビが虫の餌や住処になることがあります。

虫の発生源を突き止めることで、再発防止にもつながります。

3.適切な対処:状況に応じた対応をする

特定と原因の確認ができたら、次はその虫に合った方法で対処します。

  • 単発の虫なら捕まえて処分する:紙コップなどで安全に捕獲し、逃がすか処分します。
  • 数が多ければ発生源の除去を優先する:排水口の掃除や食品の密封保存など、環境を改善することが先決です。
  • 市販の駆除剤を使う際はラベルを確認する:対象の虫が書かれていない場合は効果が期待できません。
  • 再発の不安があればプロに相談する:特にゴキブリ、シロアリ、トコジラミなどは専門業者に依頼するのが安全です。

また、虫が入ってこないようにするために、網戸や換気扇フィルターの点検、忌避剤や防虫グッズの活用も予防策として有効です。

この3ステップを正しく行うことで、「見かけたときだけの対応」ではなく、「虫が出にくい家づくり」につながります。

小さい虫の侵入経路と防ぎ方

小さな虫が家の中に入ってくるのは、思っているより簡単なことです。気づかないうちに隙間から入り込んでいたり、日常の習慣が原因になっていることもあります。ここでは、侵入経路とその防ぎ方について具体的に解説します。

玄関・窓の隙間からの侵入
ごく小さな虫であっても、玄関ドアや窓枠のわずかな隙間から入り込むことがよくあります。網戸が古くなっていたり、閉まりが甘い箇所がある場合は要注意です。

【防ぎ方】…市販の隙間テープやパッキンで密閉性を高めると効果的です。また、窓や網戸の破れは早めに修理しましょう。



排水口や換気扇からの侵入
浴室やキッチンの排水口、換気扇のダクトは、屋外とつながっているため虫が入りやすい場所です。特に湿気がこもりやすい場所は虫にとって快適な環境になっています。

【防ぎ方】…排水口には防虫キャップやネットを取り付け、定期的に熱湯や洗剤で掃除しておきましょう。換気扇にはフィルターを設置し、虫の侵入を物理的に防ぐのがおすすめです。



買い物袋や洗濯物に付着して侵入
知らずに虫を持ち込んでしまうケースもあります。特に果物や野菜には小さな虫の卵がついていることがあり、洗濯物に紛れて侵入することもあります。

【防ぎ方】…購入した食品はなるべくすぐに冷蔵庫へ入れ、洗濯物は室内で払ってから取り込むようにしましょう。また、アウトドア用品の持ち込み時も確認が必要です。



壁のひび割れや配管まわりの隙間
外壁や床の隙間、エアコンの配管まわりなどにある小さな穴も、虫の格好の侵入口になります。特に築年数が経っている建物では、見落とされがちなポイントです。

【防ぎ方】…パテやシリコンなどで隙間をしっかりと塞ぐことが基本です。目に見える場所だけでなく、家具の裏や天井付近も一度チェックしておくと安心です。


このように、小さな虫の侵入経路は多岐にわたりますが、それぞれの特徴を知った上で対策すれば予防は可能です。家の構造や日々の生活習慣を見直し、虫が入り込みにくい環境を整えましょう。

家の中で使える虫よけグッズ

家の中に虫を入れないためには、環境の整備だけでなく、効果的な虫よけグッズの活用も重要です。近年は化学薬剤に頼らずに使えるものも増えており、家庭の事情に合わせて選べるようになっています。ここでは、実際に家の中で使いやすい虫よけグッズをいくつか紹介します。

① 吊り下げタイプの虫よけ剤

玄関やベランダのドア付近に吊るすだけで、虫が寄り付きにくくなるタイプです。風通しのある場所に設置すると、薬剤成分が広がりやすく、効果を発揮します。香り付きの製品もあり、インテリアの邪魔にならないデザインも魅力です。

② プラグ式電気虫よけ

コンセントに差し込むだけで使えるタイプで、常に有効成分を拡散させ続けるのが特徴です。とくに蚊などの飛ぶ虫に有効とされており、寝室やリビングなどに適しています。スイッチのオン・オフで管理できる点も安心です。

③ アロマオイル系の虫よけディフューザー

天然由来のアロマオイルを使用した虫よけで、ラベンダーやレモングラスなどの香りが虫を遠ざけると言われています。小さなお子さんやペットがいる家庭でも使いやすいのが利点です。ただし、すべての虫に効果があるわけではないため、補助的な使い方が良いでしょう。

④ 虫よけスプレー(室内用)

家具やカーテンの隙間、壁などにスプレーするタイプです。特定の虫の通り道や侵入しやすい場所に散布することで、バリアを作るイメージで使います。持続時間は短めのものが多いですが、即効性が期待できます。

⑤ 粘着タイプのトラップグッズ

コバエなどの特定の虫を捕まえるためのアイテムです。侵入を防ぐというより、発生した虫を物理的に駆除する目的で使われます。置き場所に工夫が必要ですが、目に見える効果があるため根強い人気があります。

このように、虫よけグッズにはさまざまな種類があり、対象となる虫や設置場所によって向き・不向きがあります。大切なのは、ひとつの方法に頼らず、複数の対策を組み合わせて使うことです。自宅の状況に合わせて、適切なグッズを選ぶことが、虫の少ない快適な空間づくりへの第一歩になります。

家に出る虫 一覧とその特徴まとめ

  • カツオブシムシは乾燥食品や衣類を食害する
  • シバンムシは乾物を好み食品棚に発生しやすい
  • チャタテムシは湿気とカビを好み本棚などに出やすい
  • キクイムシは木製家具や建材に穴を開けて被害を及ぼす
  • トコジラミは人の血を吸い夜間に活動する
  • アリガタバチはキクイムシなどに寄生し刺すことがある
  • コクゾウムシは米や穀物を食べて繁殖する食品害虫
  • クロバネキノコバエは観葉植物の土に発生する
  • チョウバエは排水口の汚れを餌にして増える
  • ツヤアオカメムシは屋外から越冬のため室内に侵入する
  • コクヌストモドキは乾麺や小麦粉に潜む食品害虫
  • タカラダニは外壁や網戸に集まり潰すと赤い跡が残る
  • シロアリは木材を内部から食害し建物に深刻な損傷を与える
  • シミは紙や布を食べて書類や書籍を傷める
  • イガは衣類やカーペットの動物性繊維を食べて被害を出す