庭や道端にふと目を向けると、淡い紫色の小さな花が可憐に咲いていることがあります。見た目は可愛らしくても、それらは多くの場合「雑草」として扱われる植物です。
中には、よく似た種類がいくつもあり、「小さい紫の花 雑草」と検索しても、なかなか名前が分からないという声も多く聞かれます。
この記事では、そんな小さい紫の花を咲かせる雑草の代表種を整理し、それぞれの特徴や見分け方をわかりやすくまとめました。庭の手入れや植物観察の参考として、ぜひ活用してみてください。
小さい紫の花を咲かせる雑草の種類
- 小さい花を咲かせる雑草
- 大きな花(大きく見える花)を咲かせる雑草
- 雑草の駆除方法と注意点
小さい花を咲かせる雑草
庭や道端で見かける「小さな紫の花を咲かせる雑草」は意外と種類が多く、見分けが難しいこともあります。ここでは、代表的な種類をいくつかご紹介します。
カキドオシ(垣通し)

- 花の特徴: 淡紫色の小花。唇形で5~10mm程度
- 原産地: 日本、東アジア
- 分布: 北海道〜九州に分布
- 発生時期: 3月〜5月
- 草丈: 10〜40cm(つる状に地面を這う)
カキドオシの見分け方
- つる状に広がっているかどうか:茎が地面を這うように伸び、節から根を出します。
- 葉の形:丸みがあり、ギザギザのある葉が対になってついています。
- 花の形と場所:淡紫色の花が茎の節に1つずつ咲きます。花はやや細長い形です。
- 香り:葉をこすると、ミントのような独特の香りがあります。
ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)

- 花の特徴: 淡紫色の花で、下唇に黄色い斑点がある唇形花
- 原産地: 日本
- 分布: 本州以南に広く分布
- 発生時期: 4月〜6月
- 草丈: 5〜15cm(地面を這うように広がる)
ムラサキサギゴケの見分け方
- 花の形:サギ(鳥)に似た独特な形で、唇形の花弁をもちます。
- 葉の特徴:ハート型で丸みのある葉が地面近くに密集します。
- 生え方:つるのように横に広がって、群生します。
- 環境:田んぼのあぜ道や湿った場所に多く見られます。
ヒメオドリコソウ(姫踊子草)

- 花の特徴: 赤紫色の小さな唇形花。葉も赤紫を帯びる
- 原産地: ヨーロッパ
- 分布: 日本全土に帰化植物として分布
- 発生時期: 2月〜5月
- 草丈: 10〜25cm
ヒメオドリコソウの見分け方
- 花のつき方:赤紫色の小さな花が、茎の上部に段状に並びます。
- 葉の色と形:上の葉ほど紫がかり、丸くてギザギザがあります。
- 茎の特徴:まっすぐに立ち上がり、柔らかく産毛のような毛が生えています。
- におい:やや草っぽい匂い。シソ科特有の香りがあります。
ホトケノザ(仏の座)

- 花の特徴: ピンク〜紫色の筒状花。唇形で上部に集まって咲く
- 原産地: 日本、中国などアジア東部
- 分布: 日本全土に広く分布
- 発生時期: 2月〜5月(暖地では1月頃から)
- 草丈: 10〜30cm
ホトケノザの見分け方
- 花の配置:赤紫の細長い花が、葉の間から横向きに飛び出すように咲きます。
- 葉の形:「仏の座」という名前の通り、丸い葉が段々になっています。
- 茎の立ち方:中心からまっすぐ上に伸び、全体の高さは10~30cm程度。
- 見かける時期:春先によく見られ、道端や畑で群生していることも。
タチイヌノフグリ(立犬の陰嚢)

- 花の特徴: 淡い青紫色の小花(直径約5mm)をまばらに咲かせる
- 原産地: ヨーロッパ
- 分布: 日本全土に帰化植物として分布
- 発生時期: 3月~5月
- 草丈: 10〜30cm
タチイヌノフグリの見分け方
- 花の大きさと色:非常に小さく、淡い紫~青紫色。見落としやすいほどのサイズです。
- 茎の形:他と違い、茎がまっすぐ上に伸びる(「タチ=立つ」名前通り)。
- 葉の配置:楕円形で小さな葉が互い違いにつきます。
- 見かけやすさ:乾いた場所や砂利の間でも生えていることが多いです。
オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)

- 花の特徴:青紫色で直径1cmほどの花を地面に近い位置に咲かせる。
- 原産地:ヨーロッパ~西アジア
- 分布:全国
- 発生時期:2月〜6月ごろ(暖地では秋から)
- 草丈:10〜20cm程度
オオイヌノフグリの見分け方
- 青紫の花がやや大きく、直径約1cm
- 花は1輪ずつ開き、晴天時に開花する
- 葉は丸みを帯びたハート形でギザギザがある
- よく群生し、庭や道端で一面に広がる
イヌフグリ(犬の陰嚢)

- 花の特徴:淡い紫〜青紫の小さな花。オオイヌノフグリよりもさらに小さい。
- 原産地:ヨーロッパ
- 分布:全国
- 発生時期:2月〜5月ごろ
- 草丈:5〜15cm程度
イヌフグリの見分け方
- 花は直径3mmほどで非常に小さい
- 花の色は淡い紫~青紫で控えめな印象
- 葉は楕円形で小さく、地面に近い位置に生える
- 群生せず、点在して咲くことが多い
アメリカフウロ(亜米利加風露)

- 花の特徴:淡い紫ピンクの小花。5枚の花弁が特徴。
- 原産地:北アメリカ
- 分布:全国
- 発生時期:4月〜6月
- 草丈:10〜40cmほど
アメリカフウロの見分け方
- 花は淡紫ピンクで、5枚の花弁が明瞭
- 葉が細かく切れ込み、レース状の見た目
- 茎が赤紫色を帯び、直立しやすい
- 果実が熟すと、細長い角のようになる
トキワハゼ(常盤爆)

- 花の特徴:紫色の唇形花で、ムラサキサギゴケに似ているがやや小さい。
- 原産地:日本(在来種)
- 分布:全国
- 発生時期:3月〜11月(長期間咲く)
- 草丈:5〜20cmほど
トキワハゼの見分け方
- 紫色の唇形花で、中央に黄色の模様
- ムラサキサギゴケよりも花が小さめ
- 茎が地面を這うように広がる
- 葉は丸みがあり、やや厚みがある
ムラサキカタバミ(紫片喰)

- 花の特徴:鮮やかなピンクがかった紫色の5弁花。
- 原産地:南アメリカ
- 分布:本州以南
- 発生時期:5月〜9月
- 草丈:10〜20cm
- 備考:繁殖力が強いため、要注意外来生物に指定されている。
ムラサキカタバミの見分け方
- 鮮やかな紫ピンクの5弁花
- クローバー状の3出複葉が特徴
- 日が当たると花が開き、曇りや夜間は閉じる
- 茎は地面を這うように広がり、繁殖力が高い
すみれ

- 花の特徴:紫〜青紫の小さな花。ハート形の葉との対比が特徴的。
- 原産地:日本(在来種あり)
- 分布:全国(山野・道端・庭など)
- 発生時期:3月〜5月
- 草丈:5〜15cm程度
- 備考:園芸種と野生種が混在しやすい。環境によっては雑草扱いされる。
すみれの見分け方
- 紫~青紫の小花。左右対称で横に広がる形が特徴。
- ハート形やへら形。葉脈が目立ち、根元から生える。
- ロゼット状に広がり、高さ5〜15cmほど。
- 道端や庭、山野などの日当たりのよい地面で見られる。
ツタバウンラン(蔦葉海蘭)

- 花の特徴:淡い紫色の小さな花。花弁の中央に黄色の模様が入る。
- 原産地:地中海沿岸
- 分布:都市部の石垣・ブロック塀など
- 発生時期:4月〜10月
- 草丈:5〜10cm(つる状に広がる)
ツタバウンランの見分け方
- 青紫~紫の小花が穂状に連なって咲く。
- 羽状複葉(小さい葉が左右に並ぶ)で先端に巻きひげがある。
- つる性で他の植物に絡みつき、草丈50〜100cm以上。
- 空き地、道路脇、農地周辺などで見られる。
ムラサキウマゴヤシ(紫苜蓿)

- 花の特徴:濃い紫色の小花が球状にまとまって咲く。
- 原産地:地中海沿岸
- 分布:本州以南
- 発生時期:4月〜8月
- 草丈:10〜40cm
- 備考:アルファルファの近縁種で、やせ地でも育つ。
ムラサキウマゴヤシの見分け方
- 濃い紫色の小花が球状に集まって咲く。
- 3枚の小葉からなる複葉。葉に細かい毛があることも。
- 直立または斜めに伸びて10〜40cm程度。
- 乾いた道端や畑の縁などで見られる。
ヒメフウロ(姫風露)

- 花の特徴:淡い紫色の5弁花。小さく可憐な印象。
- 原産地:日本(帰化種もあり)
- 分布:山野・草地・道端
- 発生時期:4月〜7月
- 草丈:10〜30cm
- 備考:園芸種として流通するが、逸出して雑草化することもある。
ヒメフウロの見分け方
- 淡紫色の5弁花で細長い花弁が特徴。
- 切れ込みが深い手のひら状の葉。
- 山野、草地、庭先などでみられる。
ハナニラ(花韮)

- 花の特徴:星形の6枚花弁で、白〜薄紫色。中央に青や紫のラインが入ることが多い
- 原産地:南アメリカ(アルゼンチンなど)
- 分布:日本全国に広がる(観賞用から逸出し、野生化)
- 発生時期:3月〜5月頃
- 草丈:15〜30cm程度
- 備考:観賞用の球根植物だが、繁殖力が強く野草化しやすい。葉を傷つけるとニラに似た匂いがするが、有毒成分を含むため食用不可。
ハナニラの見分け方
- 花は晴れた日に開き、曇天や夜間は閉じる
- 星形の白〜薄紫色の花が地面近くに咲く
- 葉は細長くニラに似ており、基部から生える
- 葉をちぎるとニラ臭がするが、植物全体に毒性がある
マツバウンラン(松葉海蘭)

- 花の特徴:淡い紫色〜青紫の小さな唇形花。下唇に黄色の模様が入る。1本の茎に数輪がまばらに咲く。
- 原産地:北アメリカ
- 分布:日本全国に分布(特に都市部・道端・空き地で多く見られる)
- 発生時期:4月〜6月(暖かい地域では3月頃から見られることも)
- 草丈:10〜30cm程度
- 備考:
マツバウンランの見分け方
- 花は淡い紫色で、下唇に黄色の模様がある唇形花
- 茎は細くて直立し、葉は松葉のように細長い
- 草丈10〜30cmほどで全体的に繊細な印象
- 舗装道や空き地、住宅地周辺など乾いた場所に多く見られる
ウツボグサ(靫草)

- 花の特徴:紫色の唇形花が穂状に密集して咲く。花穂は太く、円筒形で上向きに立つ。
- 原産地:日本を含む東アジア(在来種)
- 分布:北海道から九州までの全国各地の草原や山地
- 発生時期:6月〜8月(夏季)
- 草丈:20〜40cm前後
- 備考:名前の由来は、花穂の形が昔の武士が矢を入れた「靫(うつぼ)」に似ていることから。漢方では利尿・解熱薬としても利用される。
ウツボグサの見分け方
- 花は紫色で、唇形の小花が密集して太い穂状に咲く
- 茎は直立し、上部に花穂が集中してつく
- 葉は対生で、細長く先端がやや尖る
- 山地の草原や道ばたに夏場よく見られる
スズメノエンドウ(雀野豌豆)

- 花の特徴:淡い紫〜赤紫色の小さな花が1〜2個ずつ葉の付け根に咲く。花は非常に小さく、3〜5mm程度。
- 原産地:ヨーロッパ〜西アジア(帰化植物)
- 分布:日本全土(特に本州〜九州に多く見られる)
- 発生時期:3月〜5月頃(春)
- 草丈:10〜30cm程度(つる性で他の植物に絡む)
- 備考:マメ科の帰化植物で、農地や道端に生えやすい。実は小さなサヤ状で、豆が2〜4個入る。外来種として日本の在来種と区別されることがある。
スズメノエンドウの見分け方
- 非常に小さな赤紫色の花が1〜2輪ずつ咲く
- 葉は羽状複葉で、先端に小さな巻きひげがある
- サヤは小さく、2〜4粒の豆を含む
- つる状に他の植物や草に絡んで伸びる
ニワゼキショウ(庭石菖)

- 花の特徴:直径1〜2cmほどの小さな花で、花弁は6枚(3枚に見えるが実際は6枚)。
- 原産地:北アメリカ
- 分布:日本全国(帰化植物として広く分布)
- 発生時期:5月〜6月頃(春〜初夏)
- 草丈:10〜20cm程度(直立)
- 備考:アヤメ科の多年草または一年草。観賞用として持ち込まれたが、現在は野生化し、道端や庭などに広く見られる。
ニワゼキショウの見分け方
- 花は6枚花弁で、中央が黄色、外側が紫〜青紫系
- 茎が直立し、細くてしなやか
- 葉は細長く、アヤメのような線形葉
- 日当たりのよい芝生や道端で群生することが多い
キュウリグサ(胡瓜草)

- 花の特徴:直径約2mmほどの非常に小さい青紫色の花。花弁は5枚で、らせん状に咲く。
- 原産地:日本を含む東アジア(在来種)
- 分布:日本全国に広く分布(道端・草地・畑の周辺など)
- 発生時期:3月〜6月頃(春)
- 草丈:10〜30cm程度(茎は立ち上がるように斜めに伸びる)
- 備考:葉や茎に触れると、キュウリのような青臭い香りがすることから名付けられた。
キュウリグサの見分け方
- 非常に小さな青紫色の花がらせん状に咲く
- 中心が白っぽく、5枚花弁で星形に見える
- 茎や葉をこするとキュウリのような匂いがする
- 茎は斜めに立ち上がり、葉は楕円形で互生する
ゼニバアオイ(銭葉葵)

- 花の特徴:淡い紫色〜紅紫色の5弁花で、花径2〜4cm程度。花には筋模様が入ることが多い。
- 原産地:ヨーロッパ・西アジア
- 分布:日本全国に帰化植物として広く分布(道端・空き地・畑地など)
- 発生時期:4月〜7月頃
- 草丈:30〜80cmほど(生育環境によって変動)
- 備考:アオイ科の一年草または越年草で、葉の形が銭(古銭)に似ていることが名前の由来。成長が早く、草丈も高くなるため、空き地では群生することもある。
ゼニバアオイの見分け方
- 葉は丸みがあり、切れ込みのある「銭形」
- 花は淡い紫で筋のような模様が入る
- 茎は直立し、上部で枝分かれすることが多い
- 花と葉がセットで上向きにつくことが多い
ツルニチニチソウ(蔓日々草)

- 花の特徴:紫色、青紫の花を咲かせることがあります。花は5枚の花びらが星型に開き、中心部が白っぽくなっています。
- 原産地:地中海沿岸
- 分布:本州以南、主に植栽地からの逸出で半野生化
- 発生時期:4月〜6月
- 草丈:つる性で地を這うか、他の植物に絡む
- 備考:園芸植物として広く用いられたあと、野生化したものです。繁殖力が強く、広がりやすいのが特徴です。
ツルニチニチソウの見分け方
- つる状に広がり、地面を這うように成長する
- 葉は厚みがあり光沢がある
- 花は比較的大きめで直径3〜5cmほど
- 花が咲いていない時でも常緑で存在感がある
大きな花(大きく見える花)を咲かせる雑草
大きくて紫色の花を咲かせる雑草は、見た目が美しいことから園芸植物と間違われやすい傾向があります。しかし、多くは繁殖力が強く、管理を怠ると一気に増えてしまう点に注意が必要です。ここでは、特に代表的な「大きな紫色の花を咲かせる雑草」を紹介します。
ノアザミ(野薊)

- 花の特徴:濃い紫色で球状の大きな花が咲く
- 原産地:日本在来
- 発生時期:春~初夏(主に4~6月)
- 草丈:50cm〜1m程度
ノアザミの見分け方
- 花の形と色:球状の濃い紫色の花。トゲのような総苞(花の根元の部分)が目立ちます。
- 葉の特徴:ギザギザがあり、鋭いトゲを持つ。
- 茎の特徴:直立していて高さがある(最大1mほど)。
- 生えている場所:日当たりの良い土手や道ばた。
クサフジ(草藤)

- 花の特徴:鮮やかな青紫色の房状の花を咲かせる
- 原産地:日本在来
- 発生時期:春~夏(主に5~8月)
- 草丈:30cm〜1m程度
ただし、つる性の植物なので、周囲の植物やフェンスなどに巻き付くことで、さらに高く伸びることもあります。
クサフジの見分け方
- 花の形と色:小さな紫色の花が房状に多数つく。
- 葉の特徴:小葉が10~20枚ほどつき、羽のような形。
- 茎の特徴:つる状で、他の植物や草に巻き付いて伸びる。
- 生えている場所:草原や土手などの開けた場所。
ナヨクサフジ

- 花の特徴:細長い穂状に、青紫〜紫色の小さな花が並んで咲く。
- 原産地:ヨーロッパ・アジア
- 分布:本州以南
- 発生時期:4月〜6月
- 草丈:50〜100cm
- 備考:牧草として導入されたが野生化し、現在では雑草とされる。
雑草の駆除方法と注意点
雑草を効果的に駆除するには、目的や環境に合った方法を選ぶことが大切です。紫色の花を咲かせる雑草も例外ではなく、放っておくと増えやすいため、定期的な管理が欠かせません。
手で抜き取る
特徴:
もっとも基本的で安心な方法です。小規模の庭や花壇などに向いています。
やり方:
・土が湿っているときに根元をしっかり持って抜く
・根が残ると再生するため、スコップや草抜き器を併用するのがおすすめ
注意点:
・根が深い雑草は途中で切れやすい
・種ができる前(花が咲いた直後など)に抜くと繁殖を抑えやすくなります

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除草剤の使用
特徴:
成分によって根まで枯らすことが可能。雑草の種類や目的に応じた製品選びが重要です。
やり方:
・非選択性(広範囲向け)と選択性(特定の雑草のみ)の違いを理解して選ぶ
・無風の日を選び、散布範囲に注意しながら使用する
注意点:
・野菜・花・ペット・子どもがいる場所では使用を控えるか慎重に扱う
・地面に残る成分がある場合は、他の植物への影響も考慮する必要があります
防草シート・マルチング
特徴:
雑草を「生やさない」ための予防策。特に種の発芽を抑えるのに効果的です。
やり方:
・土の上に防草シートやバークチップを敷く
・隙間がないように敷き詰めるのがポイント
注意点:
・既に生えている雑草はあらかじめ除去しておく
・数年で劣化することがあるため、定期的な張り替えが必要
雑草は種類や生育状況によって対処法が異なります。単独の方法だけでなく、複数の手段を組み合わせることで、より効果的に雑草の管理が可能です。特に紫色の花をつける雑草は見た目に紛れやすく、放置すると急速に広がることもあるため、日頃からの小まめな対応が鍵となります。
紫色の小さな花の種類と見分け方をまとめて確認
- カキドオシはミントの香りとつる状の茎が特徴
- ムラサキサギゴケは唇形の花と湿地に多い性質が特徴
- ヒメオドリコソウは赤紫の葉と段状の花が見分けやすい
- ホトケノザは葉が段々状に重なり仏の座のように見える
- タチイヌノフグリは直立した茎と非常に小さな花が特徴
- オオイヌノフグリは青紫の花が晴れた日に開花する
- イヌフグリは花が3mm程度と小さく群生しにくい
- アメリカフウロはレース状の葉と赤紫の茎が識別ポイント
- トキワハゼは長く咲く性質と黄色模様のある花が目印
- ムラサキカタバミはクローバー形の葉と日照で変化する花が特徴
- すみれはハート形の葉と左右対称の花が識別の手がかり
- ツタバウンランは石垣に生えるつる性で黄色模様の花を持つ
- ムラサキウマゴヤシは球状に集まった濃紫色の花が特徴
- ヒメフウロは切れ込みの深い葉と淡紫の5弁花がポイント
- クサフジは房状に連なる花とつるで巻き付く性質を持つ